販売終了
とりっく&でざーと(Tricks & Deserts)
ストーリー
翼を持つ種族、鱗を持つ種族、
そして人間は知恵で他社を支配する種族。
ハーピーたちは岩場を飛び舞う翼を、マーフォークたちは大海を泳ぎきる鱗を、ドライアドやゴーストたちは不思議な魔力を持っていた。唯一、人間と呼ばれる種族だけはひ弱で力を持ってはいなかったが、残忍さと知恵を持ち合わせていた。
プレイヤーは狡猾な人間の権力者です。この世界での覇権を競うため、他の種族を騙し、互いを争わせては恩を売って、自分の配下にします。効率的に多くの配下を集めるため、時には不都合な者たちを不毛の地へと追放してしまうことも大切になります。他のプレイヤーよりも多くの有能な配下を集め、覇権争いに勝利しましょう。
・・・だが、打ち捨てられた者たちはいつしか反旗を翻す。人間たちに支配されぬ世界を勝ち取るべく、実りなき砂漠より立ち上がるだろう。
ペテン師たちに報いを与えよ。多くの人間の血が流れ、革命が成される。新たな勢力図が築かれるだろう。あなたの集めた配下も価値なきものとなってしまうかもしれない。
人間たちにとって、革命による犠牲は当然の報いであり、また大きな悲劇でもあります。しかし、あなたが真の知恵を持つ狡猾な人間であるならば、この惨劇を自らの覇権を広げる好機だと考えなければなりません。
ルール概要
ペテン師たちに報いを与えよ。超ホウキ的トリックテイク!
『とりっく&でざーと』はトリックテイクと呼ばれるタイプのカードゲームです。 各ディール(ワンゲームのこと、これを3回繰り返して総得点を競います。)では全員に数字と色を持つ種族カードを配り切り、トリックと呼ばれるミニゲームを手札がなくなるまで繰り返します。
トリックでは全員が順番に手札から種族カード1枚を自分の前に表向きか裏向きに出し、最も強いカード(基本的には数字が大きいカード)を出したプレイヤーが場に出ている表向きのカードを全て獲得します。(手札に加えるわけではなく、取り札として別に管理します。)こうして種族を配下に加えていきましょう。
裏向きにカードを出すことを「パス」といい、こうして伏せられたカードは砂漠へと打ち捨てられてしまいます。こうして捨てられたカードたちは革命を起こし、得点計算に大きな影響を与えるのです!
余談ですが『超ホウキ的』はもちろん『超法規的』のことではなく、『超放棄的』あるいは『超蜂起的』と漢字をあててください(笑)
チェック①:取ったカードの価値は「革命」で決まる!
プレイヤーは「パス」を行うことで、配られた手札からカードを砂漠へ捨てることができます。砂漠に捨てるカードの枚数は決まっており、ディール中に決まった回数の「パス」を行う必要がありますが、これをうまく活用することで自分の獲得したカードの価値を飛躍的にあげ、他のプレイヤーの獲得したカードの価値を暴落させることができます。
ディールの終了時には、捨てられた者たちによる革命が成されます。各プレイヤーによって砂漠に捨てられたカードを全て集め、色別に分け、それぞれの数値合計を算出します。
最も数値合計が大きかった色については、その色のカードを多く獲得していたプレイヤーに大きな得点を与えます。一方で最も数値合計が小さかった色のカードは革命後の世界で厄介者となり、獲得していたプレイヤーにマイナス点を与えるのです。
数値の大きなカードを捨てておけば、意図的にその色のカードの価値をあげることができますが、大きな数字のカードを捨ててしまうと肝心のカードを獲得するための手段を失うことにもなってしまいます。どのカードを捨てて、どのカードで戦うか・・・しっかり考える必要があるでしょう。
「パス」でどのカードを捨てるかは得点計算に向けた動きとなりますが、一方で適切なタイミングで「パス」を使うことで、手札のカードを計画的に運用したり、他のプレイヤーが獲得するカードを少なくすることもできます。 手札を容赦なく打ち捨てる「パス」。有益に使ったプレイヤーが覇者となるでしょう。
チェック②:パラレルワールド!2種類の選択ルール。
とりっく&でざーとでは、基本ルールに加えて、より悩ましくえきさいてぃんぐなゲームが楽しめる選択ルール2つを同梱しています。
「パス」の重要性が増し、プレイスキルが問われるようになるルール ≪同盟締結≫
トリックテイクの基本的なルールにすらメスを入れる高難易度の特別ルール ≪証人追放≫
手軽に遊べる基本ルールからじっくり考える選択ルールまで・・・長く幅広く遊べるトリックテイクになっています。
ゲームデータ
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~45分程度 |
イラスト | 筒安 |
販売価格 | 2200円 |
コンポーネント | 種族カード 48枚 同盟カード 4枚 プレイヤーシート 4枚 点数用タブレット 8個 チェックディスク 16個 スタートプレイヤーカード 1枚 |
カードサイズ | 横★mm×縦★mm |
ルール動画
エラッタ ※2014/11/22更新
『とりっく&でざーと』のマニュアルに一部不備がありました。大変恐縮ですが、特に2人用プレイで遊ばれる場合はご確認頂ければ幸いです。
- 1-4.プレイヤーシートの見方
マニュアル5ページにおいて、各説明がそれぞれ(A)(B)(C)を指しているのに対し、図示されているプレイヤーシート上での表記が(F)(G)(H)となっております。
(A)は(F)を、(B)は(G)を、(C)は(H)を説明する内容となっておりますのでお読み代え下さい。 - 3-1.二人用ルール
マニュアル16ページ冒頭に誤りがあり、プレイヤー数のアイコンに従いカードを取り除いてプレイされた場合と、マニュアル上のカードの枚数に差異があります。
(誤)二人でプレイする場合は、種族カードの内、各色の「1」~「8」及び「-5」1枚、合計36枚を使用します。
↓
(正)二人でプレイする場合は、種族カードの内、各色の「1」~「4」「6」~「8」及び「-5」1枚、合計32枚を使用します。これに伴い、各プレイヤーに配られる手札の枚数が17枚から15枚へと変更されます。
マニュアル通り36枚でプレイしていただく場合でもゲームに支障をきたすものではありませんが、ゲームがやや単調になりやすくなるため、アイコンに従いカードを箱に戻して頂ければ幸いです。
外部リンク
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