販売終了
王宮の歩き方(Road to the Place)
ストーリー
人心の樹海と化した王国。如何に歩むべきか。
人心の樹海と化した王国。成就への道は迷宮が如く、地図もコンパスも役に立たない。
歴史深き王国・・・年老いた王と若き王妃。そして、競い合い主張し合う重要人物たち。 複雑な人間模様の中、王国を動かす幹部たちは、出世競争を続けています。全ては自らの富と名声のために・・・
プレイヤーは王宮の幹部。評価を得ることでライバルたちとの出世競争に勝ち抜くことを目指します。
ゲーム中には沢山の人物カードと仕事ディスクを受け取ることになるでしょう。「財務」「軍事」「内政」の仕事は、それぞれのキーマンの協力を得られるかで成果が大きく変わります。対応するキーマンとうまく関われていれば、大きな評価を得られますが、嫌われてしまうと大変です。成果を上げられないばかりか、その悪評は相対的にライバルたちの評価を上げることになってしまうのです。
対立しあうキーマンたち。足を引っ張り合うライバル幹部。渡世に長け、王宮の歩き方を一番よく知っている者だけが、富と名声を手にすることでしょう。
ルール概要
キーマンを味方につけ、ライバルを出し抜け!
ゲームが開始されると「王」「王妃」「貴族」「兵士」「神官」の5種類の人物カードがテーブル上に3行で並べられます。
それぞれの人物カードには「その人物とどの程度のコネクションを得たか?」を表す数字(好感度)が書かれており、行の最前列のカードには仕事を表すディスクが乗っています。
手番になったプレイヤーはディスクが乗っている3枚のカードのうち、1枚を選んで獲得します。これによって得た仕事ディスクと人物カードは両方とも自分の物になり、ディスクは自分の手元にあるディスク置き場へ、カードは手元に並んでいきます。
その後、自分がカードを獲得した行の次のカードの上に、テーブル上から任意のディスクを選んで置きます。
これを繰り返して王宮での人間関係を築くと同時に、複数の仕事ディスクを受け取っていくのです。
仕事は主に3種。「財務」「軍事」「内政」ですが、それぞれのキーマンとの人間関係がうまく築けていないと、仕事がまわらず、失態を晒すことになってしまいます。
王宮の人々とうまく付き合うことが大切ですが、それぞれのキーマンたちは貴方が自分をどう思っているかを敏感に感じ取っています。コネクションがないキーマンが貴方のために働いてくれないことはもちろんですが、中途半端な媚び売りもまた裏目に出てしまうでしょう。さらにライバルたちは貴方が失態を晒すことを心待ちにしているのです。
「王」「王妃」からの直接的な評価。仕事による評価。どちらも重要でなかなか思うようにいきません。しかし、複雑な人間模様の王宮であればこそ、その環境をうまく利用してライバルを出し抜き、多大な評価を得る・・・それを成し得た者が優秀な幹部と言えるのです
チェック①:「コネクション」と「仕事の成果」
獲得したディスクは基本的にディスク置き場に置かれますが、人物カードは自分の前に種類ごとに並べていきます。最初に獲得した1枚はそのまま置きますが、以後、異なる色の人物カードを獲得したら、その右隣りに。既に獲得している色と同じカードを獲得したら、獲得済みの人物カードの上に少しずらして(下のカードの数字だけ確認できるように)置いておきます。こうして、それぞれの人物に対し、どの程度コネクションがあるかを、数字合計によって表します。
また、カードを獲得するたびに、最も数字合計が大きい色が一番左に、その次に大きい色が2番目に・・・と左から数字合計が大きい順に並べ直します。(同じ合計数の場合は後から獲得された方が右側になります。)これによって、貴方が5種類の人物に対し、どの優先順位でコネクションを築いているかが表されるのです。
各ラウンドの終了時にある得点計算では、この順番(左から何番目に何色があるかが)が非常に重要になってきます。各キーマンたちのコネクションは以下のように貴方の評価に影響を与えるのです。
王
集めたコネクション(数字合計)がゲーム終了時に得点化。全プレイヤー中、トップなら次のスタートプレイヤーになれる。
王妃
全プレイヤー中、最も王妃とのコネクションが少なければ失点。最も多ければ得点。
貴族
貴族が自分の前の「一番左」「左から3番目」のどちらかにあれば、「財務」の仕事ディスクが得点に。そうでなければ失点になる。
兵士
兵士が自分の前の「一番左」「左から3番目」のどちらかにあれば、「軍事」の仕事ディスクが得点に。そうでなければ失点になる。
神官
神官が自分の前の「一番左」「左から3番目」のどちらかにあれば、「内政」の仕事ディスクが得点に。そうでなければ失点になる。
自分のコネクション状況をよく吟味し、獲得するディスクを選定していかなければ、仕事は全て失敗に終わる危険性があります。「王」「王妃」のコネクションについては「自分の前で左から何番目にあるか」がさほど重要ではありません。しかし、「王」「王妃」が「1番左」や「左から3番目」に並んでしまうようなケースも存在します。他のプレイヤーに負けないコネクションを築きたい重要人物ですが、自らの仕事の足を引っ張ることになりかねないのです。
しかし、ディスクとカードは常にペアになっているため、この調整はなかなかうまくいきません。しかもライバルたちの妨害に合うこともあるでしょう。
常に場に出ている選択肢と他のプレイヤーの動きに注意して上手なマネージメントをすることこそが重要です。
チェック②:相対評価システム
人物カードの並びと、仕事ディスクこそがこのゲームの主な得点源ですが、もう1つ重要な得点源があります。
それがこの相対評価システムです。。。といっても、それほど大したことはありません。「左隣のプレイヤー(次の手番のプレイヤー)が、仕事ディスクで失った失点がそのまま、貴方の得点として入ってくる」だけです。
つまり、場のカードと次のプレイヤーの状況をよく見て、獲得するカードを選び、カードに乗せるディスクを作為的に選ぶことで、左隣のプレイヤーを陥れることが出来れば、彼の失態が相対的に貴方の評価をあげるのです。
裏を返せば、常に右隣のプレイヤーから標的にされ、貶めようとされているということでもあります。ままならないコネクションと仕事。そして激しい凌ぎ合い。簡単なカードとディスクのやり取りで、静かな熱い戦いが楽しめるのが本作の特徴と言えるでしょう!思慮深い策略こそが勝利へのカギです!
ゲームデータ
プレイ人数 | 2~4人(推奨3人) |
プレイ時間 | 30~60分程度 |
イラスト | 朱家 |
販売価格 | 2500円 |
コンポーネント | 人物カード 62枚(小さいカード) 賄賂カード 12枚(小さいカード) 仕事ディスク 32個 評価点チップ 150点分 机上カード 4枚 スタピーマーカー 1個 |
カードサイズ | 横★mm×縦★mm |
本作では今までの作品以上に、コンポーネントに力を入れています。人物カードは並べやすい角丸ハーフサイズ(トレカサイズの約半分)を採用。朱家氏の絵画チックなイラストにより、お洒落なデザインに仕上がっています。箱の強度も従来よりアップ。ゲームシステムのみならず、目にも楽しく安心して遊んでいただけるコンポーネントを目指しています。
ルール動画
間違いやすいルール
発表以降、twitterなどで沢山のご感想を頂いております。ありがとうございます。
その中で間違いやすいルールや補足が必要かもしれないと感じた部分がありましたので、こちらで確認及び補足をさせていただきます。
国政フェイズ終了時の状態について
マニュアルにおいて「ラウンドⅠはテーブル上にある仕事ディスクが尽きたら、国政フェイズを終了します。」とあります。
これはテーブル上にまとめて置いてあり、誰も獲得していないディスクがなくなったら、終了することを意味します。しかし、所有されているディスクやカード上のディスクももちろん、テーブル上であることは違いありませんので、誤解を招く表記であったことをお詫びするとともに、補足させていただきます。
つまり、ラウンドⅠの終了時においては、各プレイヤーは7枚の人物カードと、7つの何かしらのディスクを所有している状態で、かつ、各行の最も左のカードには全てディスクが乗っている状態で、ラウンドⅠの国政フェイズを終了することになります。
ラウンドⅡでは全ての人物カードが獲得された状態で終了します。
賄賂カードの追加ついて
評価フェイズの最初、賄賂カードを公開する際に「公開した賄賂カードと同じ色のカードを1枚も獲得していなかった場合」の処理を明記しておりませんでした。
この場合、初めてその色の人物カードを獲得した時と同様に最も右側に配置し、政治家などによって左隣よりも合計値が大きいようであれば、並び替えを行います。
「カードの並べ方」に従うと書いてありますが、解り易さのため、補足させていただきます。
外部レビュー
外部リンク
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