Cat in the box(キャットインザボックス)

※ 現在はホビージャパン様から発売されている「Cat in the Box Deluxe Edition」が流通中です。

ストーリー

その毛色は何色でもありうる。量子系トリックテイキングゲーム!

箱型の観測不能な空間に個体ごとに収容してください。
実験時を除き、複数の個体が同じ空間内に存在したり、毛色が観測・記録されないよう厳重に注意してください。
毛色の確認がされていない猫です。
その毛色は厳格な唯一性を維持しつつ、量子的に収束します。目視などの方法によってその毛色が確認された場合、同程度の体格かつ同じ毛色の個体はけして存在しません。

「Cat in the Box」は各プレイヤーが1枚ずつ手札からカードを出し、その強さ(主に数字)を比べあうトリックテイクと呼ばれるカードゲームです。
各猫カードには色が明記されておらず、手札から出したときに宣言した色になります。但し、既に出ているカードと同じカード(数字と色が同じ)になるように宣言することはできません。箱の中を見るまで色が決まらない・・・ルールに従って、不思議な猫の生態に迫りましょう。

ルール概要

「Cat in the box」はプレイ人数回(3人なら3回、4人なら4回)のラウンドを繰り返し、合計得点で勝敗を競います。

各ラウンドの最初では、プレイヤーは、色がない猫カード9枚の手札で数字だけをみて、このラウンドで何回トリック(強さ比べ)に勝てるかをビット(宣言)します。トリックに勝つことは直接的な得点につながりますが、宣言した数字通りの回数勝つことは、特にそれ以上の大きな得点につながります。

実際にトリックフェイズ(強さ比べをする段階)にはいったら、各プレイヤーは猫カードを手札から時計回りに1枚ずつ出して、勝敗を決めます。
これを「パラドックス」が発生するか、全員の手札が1枚になるまで繰り返すので、何回勝てるかが重要です。
猫カードに色が明記されていない反面で、このゲームではその色がとても重要です。猫の色は実際に手札から出したときにプレイヤーの色宣言をもって決定します。故に色はいかようにもなりえますが、「ありえない色」は宣言できません。可能性をうまく絞り込みながら、勝利を目指しましょう。

チェック①:量子性と唯一性とマストフォロー

猫カードは手札から出すときに好きな色にすることができますが、「厳格な唯一性」により、既に出た猫カードと同じ(数字と色が同一)になることがありません。猫カードの色は研究シートで管理されます。

例えば、Ψのプレイヤーが「4の猫カードを出しながら黄色を宣言した場合」、その猫カードは紛れもなく「黄色の4」となりますが、Ψのプレイヤーは上記のように黄色行の4に自分のチップを置きます。
続くプレイヤーは「基本的にスタートプレイヤーと同じ色の猫カードを出すこと」(マストフォロー)になるので、例えば続くℏのプレイヤーとpのプレイヤーがそれぞれ2と6を出しながら、黄色を宣言することになると上の様な状況になるでしょう。
こうして埋まった数字には以降、誰も同じ数字にチップを置くことはできません。つまり、2・4・6を出しながら黄色を宣言することはできなくなったのです!

基本的に同じ色同士の数比べで勝敗を競うことが多いゲームですが、赤は特別強力(切り札)で、赤であるだけでトリックに勝てることもあります。
『スタートプレイヤーは黄色を出しているけれど、なんとか赤で出したい!』
そんな時はスタートプレイヤーが宣言していない色を宣言することも可能です。
但し、スタートプレイヤーと違う色のカードが出せるのは「スタートプレイヤーの宣言した色が手札にない時」だけです。
ひとたび違う色を出せば、あなたの手札にその色(上記の場合は黄色)の猫カードがないことが確定され、以降はその色が宣言できなくなるのです。

チェック②:「パラドックス」にご注意


ゲームが進むと研究シートが埋まっていき・・・終了は唐突に訪れます。パラドックスの発生です。

例えば、上のような状況でpのプレイヤーが猫カードを出そうとしましたが、手札の猫カードが「1」「3」「6」の3枚でした。
研究シート上で「3」「6」は全て埋まっています。「1」は黄色行で空いていますが、pのプレイヤーはスタートプレイヤーが黄色宣言で手札を出したトリックで、他の色を宣言したことがあり、黄色の宣言ができません。

このように誰かが手札のどのカードも出せなくなったら「パラドックス」です。即座にラウンドが終わり、得点計算に移りますが、パラドックスを発生させたプレイヤーはこのラウンドでは得点できず、マイナス点を負うことになります。

トリックの勝ち負けだけでなく、研究シート上の自分のチップがどのように配置されているかも獲得点数に大きく関与します。得点を追うあまりパラドックスを発生させないように十分注意しましょう。

追記:研究シート裏面について

研究シート裏(紫面)の並べ方についてマニュアルでの説明が少なく、わかりにくい状況になっておりますので写真を追加します。お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。(2020.11.18)

ゲームデータ

プレイ人数3~4人
プレイ時間30~45分程度
イラスト井上 磨
販売価格2500円
コンポーネント猫カード      40枚
研究シート       1枚
  ※カード4枚で構成
プレイヤーカード    4枚
色サポートカード他   5枚
プレイヤーチップ   48枚
ルールブック(日本語) 1冊
カードサイズ横63mm×縦88mm

 
 
 

ゲーム紹介動画


 
 
 

ダウンロード



 
 
 

外部リンク

  • The Game Gallery Channel様 作品紹介

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